年金が5割ももらえる?!2014/06/03

厚生労働省が6月3日、つまり今日、年金に関する見通しを公表しました。

前提条件を見ると、物価上昇率を0.6%~2.0%、賃金上昇率を0.7%~2.3%などとしておきつつ、直近3年間の経済成長率を2.7%程度の政策効果が100%現れた状態とし、名目運用利回りを最大4.9%(!)としているようなものです。


なんのこっちゃ???

おまけに出生率及び死亡率は3段階(高位・中位・低位)を設定して、公表用資料のうち、見やすい(=ページ数の少ない)ものには中位を採用しています。

最悪の状況を想定してさ、さてどうしますか?ってのが本来だろうになぁ。




年金の仕組みは、「現役世代が支払った掛金を運用して後年度に本人が受け取る」というモノではありません。
現役世代が支払った掛金を運用しつつ、足りない運用益では足りないものを掛金を取り崩して年金世代に支払う、というものです。語弊を恐れずに言うと、今支払っている現役世代の掛金は、年金受給者がもらっている訳で、掛金として将来に備えたお金はない、と言えるんです。

だからこそ、「1人の老人を〇人の現役が支える」という表現が多用されているわけです。



少子高齢化、つまり、子どもが減って高齢者(年金受給者)が増え、労働力人口(年金を支払う世代)が減っているような状況下で、年金がもらえると考えることは、子供たちが生活できないくらい掛金をむしり取る、ということにつながるわけです。


解決策はいろいろ。


やっぱり年金額を減らすことだろうな。

支払った掛金は、所得に対して現役世代に比べると少ないので、我慢するべし。だって、子供や孫たちの生活を脅かす状況にあるんだから。 ん?生活に困るって?孫たちに存分にお金を使っている人もいるじゃねえか。生活に困るような年金しかもらえてないような人たちの年金は減らさずに、月額20万円を超えるような世帯(一人当たりではない)は超えた分をカットしましょ。そのかわり、医療費の3割or2割負担を1割にして、全国民にかかりつけ医を選定(もしくは本人が選択)し、医療機関を通じて国民の健康と医療費管理を行う。そうすれば、月額20万円でも
孫にもお金を使って、ご近所付き合いもできるのでは?

次に、農業従事者を増やすこと。

食べることに国内で困らないようにするためには、農業を維持拡大することが必要。個人の敷地内でどんどん畑を増やすもよし、売るのもよし、JAはその邪魔をしないこと。専業であるべき農作物と副菜として兼業もしくは自分の畑で済むものと、さらに高級品としての農産物とのすみわけをしなきゃいけないとは思うけど。専業、兼業、片手間を問わず、畑に近い国民であることが豊かさを生むと思うのです。


あ~、あれですな、いろいろと方法はあるのに、搾取と大企業保護にしか役に立たない政治とその手先にならざるを得ない役所のやってることはだめだということです。

政治が政策を作ることができないから、ダメ。
政治の要求を政策として実行性を高める機能をシンクタンクではなく役所が負っている仕組みが、ある意味でダメ。

もー、黙ってられない!!!!!!!!!!